2026年1月03

「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」、いわゆる「逆さまつげ」でお困りなのですね。
まつげが常に目に当たると、ゴロゴロして痛いですし、放っておくと角膜(黒目)を傷つけてしまうこともあるので、手術を検討されるのはとても大切な一歩だと思います。
手術と聞くと少し怖く感じるかもしれませんが、まぶたの形を整えて、まつげが外側を向くように手助けしてあげる優しい治療ですよ。
主な処置・手術の方法を、分かりやすく4つに分けてご紹介しますね。
1. まつげ抜去
もっとも手軽に行われる方法で、主に若い方や、症状が軽い方に選ばれます。
- どんな手術?: まつげが黒目などにあたっている場所のみをとります。
- メリット: 手術時間が数秒、腫れもありません。
- 注意点: まつげの毛根はのこっているので再発します。再発したらまたまつげを抜くことを繰り返します。
2. 埋没法(縫合中等法)
もっとも手軽に行われる方法で、主に若い方や、症状が軽い方に選ばれます。
- どんな手術?: まぶたを数ミリ切開するか、針を通すだけで、特殊な糸を使ってまぶたの筋肉を固定し、まつげを外側に向けます。
- メリット: 手術時間が短く(15分程度)、腫れも少ないです。
- 注意点: 糸で留めているだけなので、時間が経つとまた元に戻ってしまうことがあります。
3. 切開法(皮膚切除法)
まつげのすぐ下の皮膚を少し切り、皮膚の余りを調整する方法です。
- どんな手術?: まぶたの皮膚がたるんで、その重みでまつげが内側に押し込まれている場合に有効です。余分な皮膚を取り除いて縫い合わせることで、まつげを外側へ引き出します。
- メリット: 埋没法よりも元に戻りにくく、しっかりとした効果が期待できます。
4. 眼輪筋短縮法(がんりんきんたんしゅくほう)
主に加齢による下まぶたの内反症に用いられる、とても一般的な方法です。
- どんな手術?: 加齢でゆるんでしまった「眼輪筋(まぶたを閉じる筋肉)」を少し縮めて補強し、まぶたを支える力を取り戻させます。
- メリット: 原因に直接アプローチするため、再発が少なく、仕上がりも自然です。
2.~4.の手術の共通の流れ
- 麻酔: 歯医者さんのときのような局所麻酔をまぶたにします。チクッとするのは最初だけですので安心してくださいね。
- 手術時間: 片目でおよそ20分〜40分程度で終わることが多いです。
- その後: その日のうちに帰宅できます。手術後は、定期的な診察が必要です。
ちょっと安心ポイント 手術中は麻酔が効いているので、痛みはほとんど感じません。「まぶたを触られているな」という感覚があるくらいです。
患者さんのまぶたの状態(皮膚のたるみ具合や、筋肉の強さ)によって、院長が一番ぴったりの方法を提案してくれます。
まずは、相模原上溝みどり眼科にいらして
「今の状態だとどの方法が一番きれいに治りそうですか?」と、相談してみてくださいね。