2026年1月01

相模原上溝みどり眼科の院長 嶋村慎太郎です。
糖尿病には、「糖尿病網膜症」という合併症を防ぐため、
早期発見が必要なためです。
なぜ目に関係があるのか、わかりやすく解説しますね。
1. なぜ「糖尿病」で「目」を診るの?
糖尿病は、血液中の糖分(血糖値)が高い状態が続く病気です。
- 血管へのダメージ: 血糖値が高いと、全身の細い血管が傷つきます。
- 目は血管の宝庫: 目の奥(網膜)には、光を感じ取るための非常に細い血管が張り巡らされています。
- 無症状の恐怖: 糖尿病によって目の血管が詰まったり破れたりしても、初期段階では自覚症状が全くありません。
2. 放置するとどうなる?
もし内科の治療だけで、眼科のチェックを怠ってしまうと、気づかないうちに病気が進行し、以下のようなリスクが生じます。
- 視力低下: ある日突然、目がかすんだり、視界にゴミのようなものが見えたりします。
- 失明の危険: 日本人の成人失明原因の第3位は、この「糖尿病網膜症」です。
3. 眼科で何をするのか?
初めての受診では、主に以下の検査を行います。
- 眼底検査: 目の奥の血管の状態を直接観察します。
- 視力・眼圧検査: 基本的な目の健康状態をチェックします。
- 画像検査:視力の一番大切な眼底の部分に、糖尿病網膜症のためのムクミがでていないかチェックします。
【注意点】 目の奥を詳しく診るために、瞳孔を広げる薬(散瞳薬)を使うことがあります。
この薬を使うと、
数時間は光がまぶしく感じたり、手元がぼやけたりします。
そのため、眼科へは「自分で車やバイクを運転して行かない」ように気をつけてください。
内科の先生が眼科を勧めるのは、
「あなたの視力を守るため」のとても大切なステップです。
血糖値をコントロールしながら、定期的に目の健康をチェックしていけば、失明のリスクは大幅に下げることができます。
糖尿病網膜症は、末期ではないと自分で気づきません。
まずは一度、相模原上溝みどり眼科で
「内科で糖尿病と言われたので、眼底検査をお願いします」と伝えて受診してみてくださいね。
一緒に、目の健康を守りましょう。